一本天幕団第3回公演

一本天幕団第3回公演

『キン・ドン・カン』

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脚本:ハヤミカンスイ

演出:武谷嘉之

会場:万里の宿・イカロスの森

イカロスの森

日時:

受付開始:開演45分前

開場:開演30分前

予約のお客様は開演5分前までに御来場下さい。

料金:

小学生以下も御予約下さい。

出演:

植民地が、本国からやってきた野心的な人たちによって実験場と化すのは、ある意味必然だと言えるだろう。自国ではリスクが大きすぎて二の足を踏むような実験でも、影響を受けるのが植民地人ならば痛くも痒くもないとうわけだ。
二十世紀という修羅場に、花火のように現れて散った奇妙な国家、「満洲国」。近代日本が初めて手に入れた、この広大な遊び場において、日本から派遣されたエリートたちが、嬉々として実験に明け暮れたことは想像に難くない。
軍部による新宗教のでっちあげという本作品のテーマは、もちろんフィクションであるが、植民地の人間を実験台にして、自らの手で世界を自由に創造しようとする主人公たちの快感は、当時の官僚や軍人や医学者が味わったのと同じ性質のものだろう。
彼らが理性と科学の名のもとに満洲で実験に没頭していたとき、本国日本では反理性主義が跋扈し始める。それは、立憲主義のもとで繁栄を謳歌し、近代的な市民社会を育みつつあった国が、突然自由と平和を唾棄すべき背徳とみなし、破滅への道を転落し始めた集団憑依現象であり、ついにはその断末魔の中に実験国家満洲をも巻き込んでいくことになる。満洲は、祖父母の追憶の中にあるのではなく、我々と同じ時空の中に、今もなお成仏できずに浮遊しているように思う。(カンスイ談)

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お問い合わせ先:info@gotama2.official.jp

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